床下収納(扉取り外しタイプ)

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「もっと収納スペースがあればいいのに」「隠す収納が欲しい」「非常用品を貯蓄する場所が欲しい」と思う方も多いのではないでしょうか。 限られた収納スペースでは、きれいな部屋を保つのが難しいと感じることもあるでしょう。

日用品、季節物の家電、雑貨など、整理しきれず家の中が散らかる原因になります。また、近年では災害に備えた非常用品の需要が高まっています。そんな災害用品の置き場所に困っている方もいるのではないでしょうか?

この記事では、「床下収納リフォーム」を通じて、普段使わない物や季節ごとの物を効率よく収納する方法について解説しています。この記事を読むことで、床下収納リフォームのメリットや効果的な活用方法、さらにリフォームを進める際の具体的な手順について詳しく理解できます。ぜひ参考にしてください!

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リノベ秋田編集部

お家全体の「基本性能」にまで踏み込んで、新築注文住宅や建て替え以上の可能性をご提案するのがリノベ秋田の「性能向上リノベーション」です。間取りの変更や内外装・設備の改修に加えて、断熱と耐震の向上を施した新築同様の性能をもつリノベーション住宅を提案いたします。

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床下収納リフォームのキホン

そもそも、床下収納リフォームとはどのようなものを指すのでしょうか?ここでは、床下収納の基本情報についてご紹介します。

  • 床下収納リフォームとは?
  • 床下収納リフォームのニーズの増加

床下収納リフォームとは?

床下収納リフォームとは、その名の通り、「床下に収納スペースを設けるリフォーム」のことです。

床下収納と聞くと、キッチンや洗面所などの床に四角い蓋がついていて、そこが収納になっているというイメージをもつ方も多いのではないでしょうか。

床下収納の歴史は意外と古く、日本では古民家や昭和の住宅でも「床下に味噌や醤油を保管していた」という文化がありました。冷蔵庫が普及していなかった時代、床下はひんやりしていて食品を保存するのに適していたのです。

床下収納は見えない場所にスッキリと収納できる点が大きなメリットです。「家が散らかりがち」「収納スペースが足りない」という方には、ぜひ検討していただきたいリフォーム方法の一つです。

床下収納リフォームのニーズの増加

現代の住宅では、床下収納リフォームの需要が高まっています。それは、「限られた住宅スペースを有効活用したい」というニーズが高まっているからです。

日本の住宅事情では、収納スペースが足りないという声が多く聞かれます。特に都市部のマンションや狭小住宅では「できるだけデッドスペースを減らして収納スペースを増やしたい」と考える方が増えています。

また、災害対策としての需要も高まっています。防災グッズや備蓄品を収納しておくスペースとして床下収納を利用するケースが増えてきました。

床下収納リフォームのメリット

メリット

床下収納リフォームをすることで、どのようなメリットを得ることができるでしょうか?ここでは、床下収納リフォームのメリットについてご紹介します。

  • デッドスペースの活用
  • 非常用品や災害備蓄品の保管
  • すっきりとした生活空間の確保
  • 床下点検口としての活用

デッドスペースの活用

床下収納リフォームでは、デッドスペースを有効活用することができます。デッドスペースとは、有効に活用できない空間や場所のことです。床下は普段使われない場合が多いため、この空間を有効活用できれば、家の中がスッキリと片付きます。

特に、キッチンや洗面所などは収納が不足しがちですが、床下収納があれば空間を有効に使えるでしょう。

たとえば「キッチンの床下に非常食やペットボトルの水を備蓄」「洗面所の床下にシャンプーや洗剤の予備を収納」など、ちょっとしたスペースが大きな助けになります。

非常用品や災害備蓄品の保管

床下収納なら、普段使わない非常食や水をストックしておくのに最適です。防災意識が高まる中、「非常用品や備蓄品の収納スペースが足りない」という声も増えており、こうした備蓄の保管におすすめなのが床下収納です。

床下は気温が安定しているため、食品や水の保管にも向いています。「普段は使わないけれど、いざという時に必要な物」は、床下収納がぴったりです。

すっきりとした生活空間の確保

床下収納では、「隠す収納」として機能し、目につかない場所に物をしまえるため、生活空間をスッキリと保つことができます。特に、リビングやキッチンは物が多くなりがちですが、床下収納を設けることで広々とした生活動線を確保できます。

また、床下収納リフォームによって収納スペースが増えることで、部屋の中にモノが散らかりにくくなります。子どものおもちゃや掃除道具など、収納に困るものを床下に収めておけば、見た目も美しく、片付けが楽になります。

床下点検口としての活用

床下収納は、収納スペースとしてだけでなく「床下点検口」としての役割も果たします。床下に異常がないかを定期的に確認する際に、床下収納があれば点検がスムーズに進みます。

リフォームの際には、床下を点検しやすい設計にすることで、メンテナンス性が向上します。

床下収納リフォームのデメリット

デメリット

前のパートでは床下収納のメリットについて解説しました。メリットだけでなく、床下収納リフォームのデメリットについても以下の点も注意しておきましょう。ここでは、床下収納リフォームのデメリットについてご紹介します。

  • 湿気やカビの発生
  • 収納できるものの種類の制限
  • 設置場所の制約

湿気やカビの発生

床下収納には湿気が溜まりやすく、収納した物にカビが生えることがあります。特に通気性の悪い場所に取り付けると、収納物が傷む原因になります。

これを防ぐためには、除湿剤防湿シートを併用したり、換気口の設置を検討する必要があります。湿気対策を怠ると、せっかくの収納スペースが使えなくなってしまうので注意が必要です。

収納できる物の種類の制限

床下収納は深さが限られており、大きな物や重い物は収納できません。また、頻繁に出し入れする物を床下に入れるのは不便です。

そのため、「季節の家電」「非常食」などのように使用頻度が低い物を収納するのが基本です。よく使う物は別の収納スペースに保管するほうが良いでしょう。

設置場所の制約

家具の下や通路の真ん中に床下収納を設置してしまうと、収納の出し入れが面倒になります。そのため、床下収納は取り付け場所が重要であり、場合によっては設置場所が制限されることがあります。

特にキッチンの床下収納は、冷蔵庫や食器棚の配置を考えて設置する必要があります。リフォームの際には、生活動線を考え、「使いやすい場所」に床下収納を設置することが大切です。

床下収納のタイプ

床下収納(扉取り外しタイプ)

床下収納と一口に言っても、さまざまな種類があります。それぞれの特徴を知っておくことで、自分の住まいや用途に最適なものを選べるでしょう。ここでは、代表的な5つのタイプについてご紹介します。

  • スライドタイプ
  • 扉収納タイプ
  • 扉取り外しタイプ
  • 引き出しタイプ
  • 跳ね上げタイプ

スライドタイプ

スライドタイプの床下収納は、軽い力で開閉でき、年配の方や力の弱い方でも使いやすいのが特徴です。このタイプの収納は、引き出しのように横にスライドして収納物を取り出せる仕組みになっています。

スライドタイプの収納は、特にキッチンや洗面所で活躍します。たとえば、ペットボトルの水や非常食などをストックしておけば、必要なときに簡単に取り出せます。蓋を持ち上げる手間がないため、調理中でもスムーズに使えるでしょう。

メリット

  • 力を入れずにスムーズに開閉できる
  • キッチンや洗面所など、頻繁に使う場所に適している

デメリット

  • スライドするスペースが必要
  • 深さがあまりないため、大きな物は収納できない

扉収納タイプ

扉収納タイプの床下収納は構造がシンプルで、コストも比較的安く済むという特徴があります。この収納は、床にとりつけられた扉を開けるだけで収納スペースにアクセスでき、最も一般的なタイプの床下収納になります。

また、扉収納タイプの床下収納は、設置場所を選ばず取り付けることができます。キッチンや洗面所、玄関などさまざまな場所に導入されています。

メリット

  • 設置コストが安い
  • シンプルで壊れにくい
  • 設置場所の制約が少ない

デメリット

  • 蓋を持ち上げる必要があるため、重い物の出し入れが大変
  • 頻繁な出し入れにはあまり向かない

扉取り外しタイプ

扉が完全に取り外せるタイプは、通常の扉収納タイプよりも開口部が広く、大きな物を収納できる特徴があります。扉を外すことでスペースが大きく開くため、季節の家電や布団などの大きめのアイテムも収納可能です。

扉取り外しタイプの床下収納は、特に和室の畳の下やリビングの隅などに設置されることが多いです。

メリット

  • 大きな物を収納できる
  • 開口部が広いため使いやすい

デメリット

  • 扉の取り外しが手間
  • 頻繁な出し入れには向かない

引き出しタイプ

引き出しタイプは、収納に深さがあり、大容量の収納スペースが確保できるといった特徴があります。このタイプの床下収納では、床下から大きく収納スペースを確保できるため、アウトドア用品や工具などを収納するのに適しています。

引き出しタイプの床下収納は、特に玄関やリビングでの使用が効果的です。

メリット

  • 大容量収納が可能
  • 大きな物も収納できる

デメリット

  • 施工コストがやや高め
  • 引き出し部分が重くなると開閉が難しい

跳ね上げタイプ

跳ね上げタイプの床下収納は、特殊な部品により、重い蓋でも軽い力で開閉できることが特徴の収納タイプです。このタイプは、蓋を上に持ち上げて収納物を出し入れします。

主にキッチンやリビングに設置されることが多く、頻繁に使う物を収納するのに適しています。

メリット

  • 重い蓋でも楽に開閉できる
  • 頻繁に使う場所でもストレスなく利用可能

デメリット

  • 部品の劣化があるため定期的なメンテナンスが必要
  • コストが高め

床下収納に適している物

ペットボトルの水

床下収納は便利ですが、どんな物でも収納できるわけではありません。床下収納を効率的に使うことで、室内をすっきりさせることができます。ここでは、まず床下収納に適している物についてご紹介します。

  • 非常食や水のストック
  • 季節家電やアウトドア用品
  • 使う頻度が低い日常品

非常食や水のストック

非常食や飲料水は、普段あまり使わないため床下収納に適しているといえます。保存期間が長く、必要な時だけ取り出せるので、防災の観点からもおすすめです。

例:缶詰、乾パン、ペットボトルの水 など

ポイント

  • 賞味期限が分かりやすいよう、ラベルを貼るかリストを作成する
  • 定期的に点検し、古くなったものは交換する

季節家電やアウトドア用品

扇風機やストーブ、キャンプ用品などの季節家電・アウトドア用品も床下収納に最適です。シーズンオフには使わない物を収納することで、部屋がスッキリします。

例:扇風機、ストーブ、こたつ、バーベキューセット など

ポイント

  • 使用頻度が低い物は奥に、よく使う物は手前に収納する
  • 大きめの収納ケースにまとめると、取り出しやすくなる

使う頻度が低い日用品

普段はあまり使わないけれど、いざという時に必要な物を床下収納に保管しておくのも良い方法です。

例:トイレットペーパーのストック、掃除道具、洗剤の詰め替え用 など

ポイント

  • 仕切りやボックスを使い、カテゴリーごとに分ける
  • 頻繁に使う物と分けて収納する

床下収納に適していない物

カビ

前パートでは床下収納に適している物について紹介してきました。収納する物の種類を間違えると、湿気やカビで劣化してしまったり、取り出しにくくなったりします。ここでは、床下収納に適していないものについてご紹介します。

  • 重すぎる物
  • 湿気に弱い物
  • よく使う物

重すぎる物

床下収納は基本的に耐荷重が限られているため、大量の缶詰や工具といった重いものを収納すると床を傷めてしまうことがあります。特に、床が沈んだり、収納ボックスが破損する恐れがあります。

例:大量の缶詰、大型の工具、土鍋 など

重すぎる物を収納すると…

  • 床の耐久性が低下し、修理が必要になる場合がある
  • 収納口の開閉が困難になる

湿気に弱い物

床下は湿気が溜まりやすいため、アルバムや衣類など湿気に弱い物は劣化したり、カビが発生することがあります。特に、紙製品や布製品は注意が必要です。

例:書類、アルバム、衣類 など

湿気に弱いものを収納すると…

  • 収納物のカビや変色の原因になる
  • 湿気対策をしていても完全に防ぐことは難しい

よく使う物

床下収納によく使う物を入れてしまうと、急いでいる時にサッと取り出せないことがあります。日常的に使うものをしまうと、頻繁に床下収納から物を出し入れすることになり、ストレスの原因になりえません。床下収納リフォームを検討するときは、事前に何を収納するのかしっかり計画を立てましょう。

例:調理器具、文房具、日常的に使う掃除道具 など

よく使うものをしまうと…

  • 取り出しが面倒になり、収納スペースが活用されない
  • 必要な時にすぐに見つからず、ストレスになる

床下収納に適している場所

キッチン

床下収納を効果的に活用するためには、設置場所の選定が重要です。ここでは、おすすめの取り付け場所についてご紹介します。

  • キッチン
  • 洗面所
  • 和室・畳下
  • リビング
  • 玄関・廊下

キッチン

キッチンの床下収納は、非常食や調味料、あまり使わない調理器具などを収納できます。冷蔵庫や棚に入りきらない物を収納できるため、キッチンの作業スペースが広く使えるでしょう。キッチンは床下収納の代表的な設置場所です。

収納例:調味料、缶詰、パスタ・乾物、あまり使わない調理器具、非常食、ペットボトルの水 など

設置のポイント

  • 調理スペースの近くに設置して、必要なときにすぐに取り出せるようにする
  • 調理中に邪魔にならない場所を選ぶ

洗面所

洗面所の床下収納は、日用品をストックするのに便利です。洗面台の下や棚だけでは収納スペースが足りない家庭も多いため、床下収納を設置すればスッキリと片付きます。

収納例:タオル、シャンプーの詰め替え、洗剤のストック、トイレットペーパー、ドライヤー など

設置のポイント

  • 洗面台の近くに設置し、日用品のストックを集約する
  • 湿気対策として、防湿シートや除湿剤を併用する

和室・畳下

和室や畳の下に設置する床下収納では、季節ごとに使うものの収納に適しています。畳を開けるだけで広いスペースが確保できるため、大きな物も収納できるため、畳の下は床下収納として使いやすいスペースといえるでしょう。

収納例:季節の布団、扇風機、こたつ、ひな人形 など

設置のポイント

  • 使用頻度が低い物を収納する
  • 防虫剤を使って湿気や害虫対策を行う

リビング

リビングの床下収納では、掃除道具や子どものおもちゃなど、散らかりやすい物を床下収納に収めると便利です。見た目がスッキリするだけでなく、収納スペースが確保できるため、部屋が広く使えるでしょう。

収納例:掃除道具、子どものおもちゃ、DVDケース、防災用品、来客用の座布団・ブランケット など

設置のポイント

  • ソファの前など、普段座らない場所に設置する
  • 頻繁に使わない物を収納する

玄関・廊下

玄関や廊下の床下収納は、靴や傘、防災グッズなどを収納するのにぴったりです。特に、玄関は防災意識が高まる中で、非常用リュックや非常食を収納しておく家庭も増えています。

例:靴、傘、非常用リュック、レインコート など

ポイント

  • 玄関の隅や廊下の端など、邪魔にならない場所に設置する
  • 防災グッズは取り出しやすいように収納する

床下収納に適さない場所

配管

床下収納を間違った場所に設置すると、使いづらかったり、湿気が溜まって収納物が傷む可能性があります。ここでは、床下収納の適さない場所についてご紹介します。

  • 配管設備が集中する場所
  • 湿気が溜まりやすい場所
  • 通気口や点検口を塞ぐ場所

配管設備が集中する場所

水道やガスの配管が集中している場所に床下収納を設置すると、メンテナンスの際に不便になります。また、配管に近いと結露しやすく、収納物が湿気やカビの発生で傷む恐れがあります。

例:キッチンのシンク下、トイレ付近

床下収納に適さない理由

  • 配管のトラブル時に取り出しが面倒になる
  • 水漏れが発生した場合、収納物が損傷するリスクがある

湿気が溜まりやすい場所

床下が湿気っぽい場所では、収納物にカビが発生したり腐食する可能性があります。特に通気が悪い場所や北側の部屋などは注意が必要です。

例:北側の部屋、通気口のない場所

床下収納に適さない理由

  • 湿気がこもりやすく、収納物が劣化する
  • 収納物にカビが発生する恐れがある

通風口や点検口を塞ぐ場所

通風口や点検口を塞ぐ形で床下収納を設置すると、床下の換気が悪くなり、家全体の耐久性にも悪影響を与えることがあります。収納物だけでなく、家全体にも悪影響となる可能性があることに注意しましょう。

例:点検口付近、通風口の真上

理由

  • 床下の湿気が溜まりやすくなる
  • 点検や修理がしにくくなる

床下収納リフォームの費用相場

費用

床下収納リフォームは、設置場所や規模、住宅の種類によって費用が大きく異なります。ここでは、戸建て住宅とマンションでの費用相場やコストを抑えるポイントについてご紹介します。

  • 戸建て住宅の場合
  • マンションの場合
  • コストを抑えるポイント

戸建て住宅の場合

戸建て住宅では、床下に十分なスペースがあることが多く、床下収納の設置が比較的簡単です。しかし、新設か交換かによって費用が変わります。

床下収納の新設工事費用

新たに床下収納を設置する場合、床を開口し、収納ボックスを設置する必要があります。工事費用は合計5万円~15万円程度が相場です。たとえば、キッチンに1カ所設置するだけなら10万円以下で済むことが多いですが、複数設置する場合は費用が増えます。

・床の開口作業:3万円~7万円
・床下収納ユニットの購入費:2万円~8万円

既存の床下収納を交換する場合の費用

古くなった床下収納を新しいものに交換する場合は、新設に比べて費用が安くなります。合計2万円~7万円程度が目安です。しかし、サイズや種類によって価格が異なるため、事前に施工会社と相談しましょう。

・既存収納の撤去:1万円~3万円
・新しい収納ユニットの設置:1万円~4万円

マンションの場合

また、床下にスペースがない場合、床を数センチ上げて収納スペースを作る床上げ工事が必要になります。さらに、この工事はマンション全体の構造に影響を与える可能性があるため、管理組合の許可を得る必要があります。

  • 床上げ工事(6畳程度):15万円~30万円程度
  • 床下収納の設置費用:3万円~10万円程度

コストを抑えるポイント

フォーム業者の選び方と見積もりの重要性

床下収納のリフォームは業者によって費用が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。少なくとも2~3社に見積もりを依頼し、費用や工事内容を比較しましょう。

DIYの活用

DIYが得意な方であれば、ホームセンターやネット通販で床下収納キットを購入し、自分で設置する方法もあります。DIYの場合は1万円~3万円程度で設置できることが多く、コストを大幅に抑えることが可能です。

ただし、床の開口作業はリスクが伴うため、事前にしっかりと計画を立てることが必要です。

マンションでの床下収納リフォームの注意点

規約

マンションは共同住宅であるため、床下の構造や管理規約によっては、工事が制限されることがあります。ここでは、マンションで床下収納をリフォームする際の注意点についてご紹介します。

  • 床下にスペースがあるか確認
  • 配管や設備に干渉しないか確認
  • 管理規約の確認

床下にスペースがあるか確認

マンションでは、床下に十分なスペースがないことが多く、収納を設置できないことがあります。特に築年数が古いマンションでは、床下の高さが限られていることがあり、収納スペースを確保するのが難しい場合があります。

床下スペースが十分でない場合は、床を一段高くする「床上げ工事」が必要になることがあります。この工事には追加費用がかかるため、事前に施工会社と相談して見積もりを取りましょう。

さらに、底上げ工事によって床から天井までの高さが変わってしまうことがあるため、すでに置いてある家具や収納に影響がないか注意しましょう。

チェックポイント

  • 床下の高さ:収納ボックスが入る高さがあるか測定
  • 床下の構造:二重床(フローリングの下に空間がある構造)であれば、収納スペースを作れる可能性が高い
  • 天井までの高さ:すでにある収納や棚に影響がないか確認する
  • 配管や配線の有無:配管が多い場合は、収納スペースの確保が難しくなる

配管や設備に干渉しないか確認

マンションの床下には、配管や電気配線が通っていることが多く、工事中にそれらを損傷させないよう注意が必要です。特に、水道管や排水管が集中している場所に床下収納を設置すると、メンテナンス時に取り外しが必要になり、手間がかかります。

配管や配線を避けられない場合は、収納のサイズを小さくするか、配管の位置をずらす工事を検討します。ただし、配管の移設はコストがかかるため、慎重に判断しましょう。

チェックポイント

  • キッチンや洗面所付近の配管:収納スペースを確保できても、配管がある場所は避ける
  • 電気配線の通り道:電気系統に影響が出ないよう注意する

管理規約の確認

マンションでは、リフォームを行う際に管理規約を確認することが必須です。管理規約には、「床の工事は禁止」「床上げ工事には事前許可が必要」といった内容が記載されていることがあります。

チェックポイント

  • 床の改修に関する規約:床材の変更や床上げが認められているか確認
  • 工事の申請方法:管理組合への工事申請が必要な場合は、事前に書類を提出
  • 工事可能な時間帯:マンションによっては、工事が可能な時間帯が決められている

また、床上げ工事にも許可が必要な場合と不要な場合があります。管理組合への申請を怠ると、工事の中止命令や原状回復を求められることがあるため、必ず管理規約を熟読し、必要な手続きを行いましょう。

床下収納リフォームの流れとポイント

過程

床下収納リフォームを成功させるには、事前の準備や計画が重要です。適切な流れで進めれば、無駄なコストを抑えつつ、便利な収納スペースを作ることができます。ここでは、リフォームの流れを詳しく解説し、押さえておきたいポイントをご紹介します。

  • 事前調査と計画
  • 設置場所の決定
  • 業者選びと見積り
  • リフォーム工事

事前調査と計画

床下収納リフォームの第一歩は、自宅の床下スペースを確認することです。床下の構造や状態によっては、収納スペースを設置できない場合もあります。

チェックするポイント

  • 床下の高さ:収納ボックスを設置できるだけの高さがあるか確認
  • 湿気やカビの有無:床下の状態を見て、湿気が多い場合は防湿対策を検討
  • 配管や配線の位置:床下に配管や電気配線が通っている場合、収納の設置場所を工夫する必要がある

床下点検口がある場合は、自分で点検できます。懐中電灯とメジャーを使って床下を確認してみましょう。難しい場合は、リフォーム業者に依頼して床下の状態を見てもらうのが確実です。

設置場所の決定

床下収納を設置する場所は使い勝手に直結するため、生活動線を考慮して設置場所を決めましょう。日常的に使う物を収納する場合はキッチンやリビング、非常用ストックを収納するなら玄関近くなど、分類することがおすすめです。

おすすめの設置場所

  • キッチン:食品ストックや調理器具の収納
  • リビング:掃除道具や子どものおもちゃ収納
  • 玄関:防災グッズや靴のストック収納

業者選びと見積もり

調査と設置場所を決定したら、複数の業者から見積りをしてもらいましょう。リフォーム業者選びは、仕上がりやコストに大きく影響するため、次に示すポイントを参考にするとよいでしょう。

業者選びのポイント

  • 口コミや実績を確認:インターネットのレビューや施工事例を確認
  • 地元の業者を選ぶ:地域密着型の業者は、細かい要望にも柔軟に対応してくれることが多い
  • 相見積もりを取る:2〜3社に見積もりを依頼し、費用や工事内容を比較

リフォーム工事

相見積もりを経て、依頼する業者が決まったら、いよいよ施工開始です。一般的な施工の流れは以下の通りになります。また、施工途中に、疑問や変更がある場合は、すぐに業者に相談しましょう。

  • 床の開口工事
    床下収納を設置する場所に穴を開けます。開口の大きさは、設置する収納ユニットに合わせて調整します。
  • 収納ボックスの設置
    開口した穴に収納ユニットをはめ込み、しっかりと固定します。サイズが合わない場合は、床材を追加でカットすることもあります。
  • 仕上げ作業
    収納ユニットの蓋部分と床材を調整し、段差や隙間がないか確認します。最後に収納ボックスがスムーズに開閉できるかをテストして完了です。

工事期間は、床下収納の新設工事か交換工事化によって機関が異なります。一般的に、交換工事であれば半日程度で完了することもあります。

工事期間の目安

  • 新設工事:1日~2日程度
  • 交換工事:半日~1日程度

施工後のメンテナンス

床下収納は、定期的に収納内部を確認し、清掃や湿気対策を行いましょう。長く快適に使うために設置した後のメンテナンスも重要になります。

メンテナンスのポイント

  • 除湿剤や防湿シートを活用:湿気が溜まりやすいので、収納内部に除湿剤を設置
  • 年に1回は点検:床下収納の状態を年に1回は確認し、カビや異臭がしないかチェック

床下収納リフォームを成功させるポイント

湿気

床下収納リフォームを計画通りに進め、満足のいく仕上がりにするためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。特に湿気対策や生活動線を意識することで、より快適に使える収納スペースになります。ここでは、リフォームを成功させるための4つのポイントを詳しく解説します。

湿気対策を徹底する

床下収納リフォームの際には、湿気対策を最優先で考えましょう。床下は家の構造上、湿気が溜まりやすい場所です。湿気対策を怠ると、収納した物がカビたり、腐食したりする原因になります。

湿気対策

  • 防湿シートの設置:床下収納ボックスの下に防湿シートを敷くことで、湿気の侵入を防ぐ
  • 除湿剤の活用:収納内部にシリカゲルなど市販の除湿剤を設置し、定期的に交換する
  • 床下換気扇の導入:湿気が多い地域では、床下換気扇を設置することで通気性が向上し、カビ防止につながる

生活動線を考えて設置する

日常生活での動線を考え、よく使う場所に設置しましょう。床下収納は「使いたい時にサッと取り出せるか」が重要です。設置場所を間違えると、使いづらくなり、せっかくの収納スペースが無駄になってしまいます。

設置場所の選び方

  • キッチン:食品ストックや調理器具を収納するなら、コンロやシンクの近くが便利
  • 洗面所:タオルや洗剤のストックを収納する場合は、洗濯機の近くに設置
  • リビング:掃除道具や季節用品の収納なら、家具の近くや部屋の隅が最適

避けるべき場所

  • 家具の真下:大きな家具の下に設置すると、取り出しづらくなる
  • 人が頻繁に通る場所:収納口が邪魔になり、生活の妨げになる可能性がある

収納する物を事前に決めておく

リフォーム前に、床下収納に何を入れるかを具体的に決めておくと、スペースの無駄がなくなります。収納する物によって必要な収納ボックスのサイズや深さが変わるため、計画段階でリストアップしておきましょう。

収納に適した物の例

  • 非常食や防災グッズ
  • 季節家電(扇風機、こたつ)
  • アウトドア用品(キャンプ道具、バーベキューセット)
  • 掃除道具や日用品のストック

収納する物の量をイメージ

  • 少量なら浅型タイプの収納ボックス
  • 大量なら深型タイプの収納ボックス

床下点検口を一緒に作る

床下収納を設置する際に、床下点検口を取り付けるように設計すると便利です。床下点検口は、シロアリ被害や水漏れなど、家のトラブルを早期発見するために重要な役割を果たします。

床下点検口のメリット

  • 定期的なメンテナンスが容易になる
  • 床下の異常(カビ、湿気、シロアリ被害など)を早く発見できる
  • 一度の工事でコストを抑えられる

おすすめの設置場所

キッチンやリビングなど、普段から頻繁に使う床下収納の場所

まとめ

床下収納は限られた床下のデッドスペースを有効活用し、物が溢れがちな生活空間をすっきり整えることができます。特に、キッチンやリビング、洗面所など、生活動線に合わせた場所に設置することで、暮らしをより快適にできます。

また、非常食や防災グッズ、季節用品など、普段使わない物を収納しておけば、いざという時にも役立ちます。特に、最近は防災意識が向上しており、床下収納へ非常食や防災グッズの貯蓄することで、防災意識が向上するかもしれません。

一方で、床下は湿気が溜まりやすく、収納する物の種類や設置場所には注意が必要です。湿気対策を徹底し、収納する物を事前にリストアップしておくことで、リフォーム後も快適に使い続けられるでしょう。

また、マンションでの床下収納リフォームは、管理規約の確認や床下の構造調査が重要です。工事の可否や費用が変わる可能性があるため、事前に専門業者と相談し、複数の見積もりを取ることをおすすめします。

床下収納のリフォームは、収納力の向上だけでなく、住まいの機能性や防災力も高めることができます。ライフスタイルに合わせて賢く取り入れ、快適で安心できる住まいづくりを目指しましょう。

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リノベ秋田編集部

お家全体の「基本性能」にまで踏み込んで、新築注文住宅や建て替え以上の可能性をご提案するのがリノベ秋田の「性能向上リノベーション」です。間取りの変更や内外装・設備の改修に加えて、断熱と耐震の向上を施した新築同様の性能をもつリノベーション住宅を提案いたします。

お家全体の「基本性能」にまで踏み込んで、新築注文住宅や建て替え以上の可能性をご提案するのがリノベ秋田の「性能向上リノベーション」です。間取りの変更や内外装・設備の改修に加えて、断熱と耐震の向上を施した新築同様の性能をもつリノベーション住宅を提案いたします。